小論文の話

MR

2009年02月07日 05:19

現在SPPでは小学生、中学生、高校生の3つの作文、小論文のクラスを実施しています。

小学生のクラスでは、基本的な言葉、接続語などの使用法。
原稿用紙の書き方から始まり、段落構成を中心に指導しています。

中学生は、毎回違うお題を与えそれに関して知識を元に意見を書かせています。
もうすぐ1年が終了するので、そのお題もだいぶ難しくなってきました。

帰国枠入試や編入試験では、中学、高校、大学とも多くの学校で日本語作文あるいは小論文を課しています。

入試当日のプレッシャーの中で、制限時間を意識しつつ、そのとき出された課題に沿って自分なりの論を展開するというのは、受験生にとって至難の業です。

しかし、文章を書くにあたっての必要な知識を習得し、実際に書くという訓練をしっかりしておけば、見違えるような文章が書けるようになります。

実際、最初のころの小論文を読み返してみてびっくりすることがたくさんあります。

もうひとつ小論文の良い点は、周囲のことに関心が持てる。 ことです。
これまで通り過ぎていた問題も、自分のこととして捉えそれに対する意見がまとめられるようになります。
訓練とは面白いもので、積み重ねれば積み重ねるほどミルミル上達していくので、やっている本人は面白くてしょうがないのだと思います。

高校生の小論文の時間はまさに小さなゼミです。
ひとつの問題にそれぞれが思った意見をいい、相手の意見を聞いてさらに自分の見聞を広げる。

学校を卒業して、そういう場にいてよかったと思えるようなクラス運営が目標です。

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